当社の主力製品である給湯器用減圧弁・逃し弁はエコキュート等給湯器設備の貯湯タンクを保護する目的で搭載されています。エコキュートは環境に優しい電気給湯器として2002年に誕生し、省エネの追い風で大きく需要が拡大しました。 当社はいち早くニーズを察知し、お客様の満足に答えるべく高品質高性能商品を提供することで給湯器事業を拡大して参りました。当社の技術が省エネに寄与する次世代の給湯器を支えています。

エコキュートとは?

エコキュートとは家庭での消費エネルギーの約3割を占める給湯分野において、空気中の熱を利用し、主に電気料金の安い深夜電力を使ってお湯をつくる環境にやさしく経済的な電気給湯器です。ヒートポンプユニットで大気熱を自然冷媒(CO2)に集め、その熱で最高90℃の高温の湯をつくります。電力+大気熱で消費電力の3倍以上の熱量を作ることができます。貯湯ユニットでは高温の湯を貯めて適温にしてご家庭の台所や浴室に給湯します。当社は、水を制御する弁(バルブ)を供給して普及促進に貢献しています。

ヒートポンプユニット
貯湯タンク部 システム図

エコキュートは、2050年カーボンニュートラル社会に向けて需要の拡大が予測されます。

エコキュート 普及予測

給湯器用減圧弁・逃し弁の進化

エコキュートが発売された当初搭載されていた減圧弁・逃し弁は金属製でしたが、当社が業界初となる樹脂化に成功しエコキュートでは60%以上のトップシェアを継続しております。その後も業界初の開発にチャレンジし続け、 現在ではその性能と品質が広く認められ、燃料電池等多くの機器に採用されております。当社は常にお客様の期待に応えながらトップランナーとして進化を続けています。

年号            技術進化減圧弁逃し弁
2005年業界初樹脂製減圧弁・逃し弁の開発開始
2008年過大圧力を逃がす業界初ブローバルブ内蔵減圧弁の開発に成功
以降業界標準となる
2015年減圧弁のオール樹脂化を完了
(小型軽量化、合理化)
2020年世界初新方式樹脂製逃し機構付き減圧弁の開発に成功
更なる小型軽量化、合理化を推進
2021年5月現在合計出荷台数約550万台約760万台

これまでの実績

エコキュートの需要拡大、他分野への商品展開に伴い、当社の減圧弁・逃し弁の生産台数も年々増加しています。

2015年以降の出荷台数

製品紹介

ここに紹介されている製品は最新の樹脂製水制御弁の一例です。当社の水制御弁は給湯器業界以外でも幅広く使用されています。この他にも多種多様な製品を取り揃えていますので気軽にお問合せください。